熊猫堂 3rd アルバム『W.O.R.L.D.』の考察

お久しぶりです!!!!!!!!!

今日は熊猫堂さんの3rd アルバム『W.O.R.L.D.』について考察を書きたいと思います😤😤😤😤😤 こりゃあすげえアルバムですぞ!!!!!!

 

【3rdアルバムが出たぞ】

熊猫堂 3rd アルバム『W.O.R.L.D.』7/14に配信!11/3 CDリリース!👏


1st アルバム『A.S.I.A.』がアジアの国々をモチーフに様々な音楽やイメージを取り込み、可愛くてハッピーを振りまく曲が多く、その他にも大人な雰囲気の楽曲や時を超えた運命の出会い、親の愛を表現した楽曲など...これが熊猫堂だ!って感じのアルバムでした。


多くの飼育員の感情を爆発させた(懐かしいね)2nd アルバム 『emo了』は、人生の孤独や悲しみを1人で我慢させずに解放し、寄り添ってくれるアルバムでした。今までの、ハッピーと夢と希望の塊!!って感じのイメージとは一味違うスタイルに挑戦していて、「熊猫堂は人の幸せに本気で向き合ってるんだ...」って震えました🫨幸せに共感し、不幸は見ないことに...ではなく、寄り添い、信じて待ってくれる。


そして今回の3rd アルバム『W.O.R.L.D.』🌏✨ 1st アルバム『A.S.I.A.』アジア→ワールド🌏✨へとパワーアップした感じがあります。

世界の国々の音楽やイメージ、歴史や文化、学問等を取り入れた作品づくりの「本気さ」を感じる...。この作り方の手法であったり、作品の雰囲気がA.S.I.A.のグレードアップver.って感じで、熊猫堂のメンバーそれぞれの成長はもちろん、製作陣やスタッフ等も含めた「チーム熊猫堂」としてとても大きくなった姿を見せてくれてるなぁって思うのです🥺


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【emo了とW.O.R.L.D.がつながってる?】


そんな感じで、A.S.I.A. → W.O.R.L.D.ルートのつながりを強く意識していました。


そんな中で、中国では8/26に3周年記念ライブが開催されました👏とっても久しぶりのライブですごく気合いが入っていたと思います🥺

そしてライブに参加した飼育員さんがアップしてくれた「渐近自由」のパフォーマンスを見てたんですね。


そしたら卡斯が指揮を振る振り付けがあって

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「就算与全世界为敌也要跟你在一起」のMVのシーンを思い出しまして

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「渐近自由」と「就算与全世界为敌也要跟你在一起」ってつながりがあるんかも!?ってゾワゾワしました。

渐近自由は漸近的自由性っていう物理学の用語のこと。就算与全世界为敌也要跟你在一起の英語のタイトルがFree Fallで、これは悲劇的な恋愛を聖書に書かれたアダムとイヴの物語になぞらえて、楽園からの追放 → 自由への墜落としてFree Fallとしていると思うんですけど、実は「自由落下運動」で物理学の用語であるっていうつながりができる...。あわわ。

 

就算与全世界为敌也要跟你在一起の世界観って、音も光も届かない宇宙空間に1人取り残され、ただ落下し続けるような、そんな悲壮感が漂っていて、周囲の人間を誰も信用できず、敵しかおらず、愛の為に一緒に堕ちようって...なんだか凄く危なっかしくて...

そんな彼らの物語が、まだ続いているのかと思うと、思わず「生きとったんかいワレェ!!!!」って嬉しくなりました。よかったよかった。


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【世界上所有的烂漫の謎】


「就算与全世界为敌也要跟你在一起」と「渐近自由」はつながっていて、渐近自由の彼らはメンタルがめちゃくちゃ強くなってる。迷いのない確信した愛を歌ってる。

この曲がエンディングでいいんちゃうか...とも思うんですが、emo了とのつながりを考えるとまた違った見え方がするんですよね。


emo了というアルバムは、「就算与全世界为敌也要跟你在一起」「不例外」など、まさしくemo了な思いを抱えていると思うんですが、実は、「The ONE」もemo了な思いがあると思うんです...。ONEには僕らは一体になって1つの存在になれるよ!ってポジティブな意味もあれば、1人、個、孤独という意味でもあり、だからこそ惹かれあったり1つになれるんじゃないかな...と思うんです。そしてMVではそういう孤独な旅のシーンが描かれているのではないかと。

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(ぽつーんな鼎ちゃん)

 

emo了には、様々な心の傷があったり、抑圧を受けていたり、自分の心を守るために壁を作って閉じこもっていたりだとか、そういう子たちの世界があって、「ここではないどこかへ行きたい」という旅の衝動が「New Horse」や「The ONE」に現れているのではないかと思うのです。


「世界上所有的烂漫」は、その旅の続きで、孤独の果てを旅している...。

そして、この曲のMVの最後で扉が出てきますよね。

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この扉が色んな不思議な世界に通じていて、emo了の世界の彼らがこの扉を通って世界を冒険したんじゃないかな。


自分が置かれていた辛い環境から飛び出して、広い広い世界を知る。色んな景色を見て、色んな歴史や、文化や価値観に触れて、今までの抑圧から開封されて自由に冒険をして、様々な出会いや経験から学びを得て成長していく。そんな冒険の記憶が宝典に封じられてられていて、宝典に触れた宝典特搜队は、その冒険の記憶を追体験して、旅から学びを得て成長していく。それぞれが抱えた困難を乗り越えていけるように先人が残してくれた記憶。


そういう旅の全貌を明かす、エピソード0的なエンディングが「世界上所有的烂漫」なんだと思いました。


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【彼らの冒険の答え】

W.O.R.L.D.の楽曲の中で繰り広げた冒険、その最終到着地はやはり「渐近自由」だと思います。

就算与全世界为敌也要跟你在一起では、自分達が置かれた環境で2人の愛は禁じられた愛とされていて、深く悲しみ、嘆き...。周りは敵にしか見えず、時には恋人の存在をぼやかしてしまったり、戦う!反論する!という思いもあるけど、この先が悲劇でも一緒に堕ちようと告げる。しかし、渐近自由では彼らは冒険を経て成長しているので考えが変わっています。自分達の心に宿った小さな灯火、それで宇宙を暖めるのに十分だと。そして、今まで周囲がみんな敵だと思って警戒し注意を向けていたけど、そんなもんはもうどうでもよくて、騒音雑音の中でただ君だけを見ていると。


就算与全世界为敌也要跟你在一起の彼らって、ちょっと独りよがりじゃないのって思っちゃう時があるんですよね(それほどに追い詰められているとも見れるけど)。周りには敵しかいないと。もう無理だ、堕ちよう、と1人で決断をしてしまっているんじゃないかなぁと思うのです。

周りがどうではなく、ただ相手を見つめる。相手の愛を、私の愛を信じる。確信している。

そして最後に“我们在一起”と告げるんですね。


今日の記事で連呼しておる長いタイトル「就算与全世界为敌也要跟你在一起」は、本当は"跟你在一起"(君と一緒にいる)と言いたい。でも、歌の中では言えないの。ずっと"一起自由的坠落"(一緒に自由へ墜ちよう)って言ってるの。


ずっとずっと愛する人に告げたかった一言の言葉が、世界を股にかけて冒険を繰り広げて、長い長い時間をかけて、やっと確信を持って告げられる。“我们在一起”(僕たちは一緒にいよう)

めちゃくちゃ感動のエンディングじゃあないか.....。よかったねぇ、よかったねぇ...。


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ゲーテの言葉】


世界上所有的烂漫のMVでは、ゲーテの言葉が引用されています。

 

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若世界在我们眼中只是山川、河流和城镇,那么一切都只剩下虚无。但当我们能无视山海的距离,与思想和信念上的同类相遇。即使路途遥遥,也依然能灵魂相伴。这才是赋予我们这个世界烂漫生机的真谛。约翰·沃尔夫冈·冯·歌德


もし世界が私たちの目に映る山や川や町だけだったら、すべては虚無に等しいでしょう。しかし、山や海の距離を無視して、思考や信念の中で同胞と出会うことができたら。たとえ道が遠くても、魂は共にあることができる。それこそが、この世界に爛漫の生命を与えてくれる真の意味である。

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ


これは、emo了の彼らが冒険の中で友人と強い絆で結ばれて、世界が爛漫と輝いたということでもあるんだけど、

熊猫堂の活動は、新しい世界への未知への冒険だと思う。その活動に共感して支える存在との出会いや絆があって...。彼らと出会った私も、世界が広がって今までとは世界が変わって見えて...。


これは悲恋とされていた2人が障害や苦労を乗り越えていった物語であると同時に、私たちの物語でもあるんだなぁ...。


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【結局宝典ってなんだったんだろうね】

 

...これについても考察を書きたいなぁって思ってたんだけど、既にクソ長なのにもっと長くなっちゃうのと、書き方が難しいなぁ~って思うからまた今度書こうと思う️📝

 


長い長い考察、ここまで読んでくださってありがとうございました✌️